固定費の家賃はできるだけ下げたいですよね!
家賃交渉をして、年間24,000円も節約できました!
一人暮らし3年目の私が「家賃は今すぐ下げられる」を読んで
家賃交渉のポイントと値下げ交渉した実話をまとめます。
家賃交渉はいつすべき?
結論:基本的にはいつでもOKだが、契約更新の時期がベスト!
何もない時期に家賃の値下げを求めても、本気で検討してくれない可能性がある。
しかし、更新には新しい契約書にハンコを押すという行為が必要だから
相手(大家や管理会社)も真剣に検討せざるを得なくなる。
家賃交渉の前にすべきこと3選
いま住んでいる部屋の家賃相場を調べる
例えば、比較した結果が以下の通りだとする。
いま住んでいる部屋 | 近隣のアパートの部屋 | |
月額家賃 | 60,000円 | 55,000円 |
間取り | 1LDK | 1LDK |
築年数 | 15年 | 10年 |
いま住んでいる部屋は、近隣のアパートの部屋より「築年数のわりに家賃が高い」という交渉材料になる。
値下げ交渉の基準ラインを決めておく
基準①:いまの家賃が○○万円まで下がったら、契約を更新する。
基準②:家賃が○○万円まで下がらなかったら、他の部屋に引っ越しをする。
✅ポイント
「契約更新料はいくらかかるのか」
「引っ越し費用はいくらかかるのか」
を調べておくと、判断基準を設定しやすい。
(例)現在の家賃が月額60,000円で契約更新料が60,000円(家賃1ヶ月分)の場合
基準①:5,000円の値下げ交渉成立の場合、1年間で契約更新料を回収できる(5,000円×12ヵ月=60,000円)から契約を更新。
基準②:5000円以上の値下げができない場合、家賃が月額55,000円の新しい部屋に引っ越す。(退去費用や入居費用等の合計が、契約更新料の60,000円以下であるかを要検討)
「調停」「更新拒否」という最終手段も…
大家サイドが「NO!」の意思表示で、まったく交渉ができない場合
「調停」と「更新拒否」という法に基づいた2つの手段を活用できる。
調停 … 裁判所に申し立てを行い、調停委員が間に入って、話し合いがまとまるように仲介してくれる手段。調停申立書を記入して、地元の簡易裁判所に提出すればOK。費用は、印紙代と切手代の数千円程度。数週間後に一度、裁判所に出頭するだけ。
✅調停のメリット
・交渉の機会を作れる場合が多い。
・値下げの可能性があがる。
・大家サイドが焦る。
調停のデメリット
・手間がかかる。
更新拒否 … 更新の契約書にハンコを押さない手段。借地借家法第26条により、合意がないまま更新期限を迎えた場合は、従来の契約内容で自動更新されることになっている。
✅更新拒否のメリット
・現行家賃だが、更新料は払わなくて済む。
・自動更新は契約期間がなく、今後の更新料が発生しない。
更新拒否のデメリット
・特になし。
いざ実践!!!
周辺に好条件のアパートを発見!
HOMESで周辺の家賃相場を調べてみると、良い比較対象を発見!
いま住んでいる部屋 | 近隣のアパートの部屋 | |
月額家賃 | 46,000円 | 44,000円 |
間取り | 1LDK | 1LDK |
築年数 | 9年 | 4年 |
同じ地区・同じ敷地面積の好条件。
こちらを交渉材料にしました。
値下げ交渉の最低価格は4.4万円
更新料が46,000円なので、交渉成立価格を44,000円にしました。
2年弱で更新料を回収できる計算です。
念のため、引っ越し先も検討
値下げ交渉不成立や交渉材料のために「引っ越しの検討」もしました。
友人の紹介で同じ地区、築30年の1K、30,000円のアパートも最終案で用意。
大家サイドに「値下げ不可であれば、引っ越しも検討しています」という主張も効果あり。
管理会社に家賃交渉のメールを送った
管理会社に以下のメールを送りました。
○○株式会社
ご担当者様
いつもお世話になっております。
先日「契約更新のお知らせ」でお電話いただきました○○と申します。
今回の令和4年7月から2年間の契約につきましては、現時点では更新したいと考えております。ただし、今回の更新にあたっては家賃の改定をお願いしたいと思います。
令和2年6月に入居した2年前と現在では、経済事情は大きく変わり、近隣同種の家賃も下がっております。また、近隣には築4年で月額家賃4.4万円の物件もございます。(画像添付)
つきましては、現在4.6万円の家賃を近隣同種の物件の家賃を鑑みて、4万円にしていただきたく存じます。
もし、上記にご同意いただけるようでしたら、新しい賃料が記載された更新書類のご送付をお願い致します。また、現行賃料のまま据え置かれるようでしたら、引っ越しを検討いたしますので、令和4年4月末までにその旨をお知らせいただきたく存じます。
以上、宜しくお願い致します。
令和〇年〇月〇日
〒
○○入居者
管理会社からの反応は!?
管理会社から「大家さんに相談させていただきます」と回答をいただき
数週間後に「比較物件と同じく、44,000円でいかがでしょうか?」
と回答いただき、2000円/月の値下げ交渉が成立しました!!
大東建託の値下げ交渉は難しい…
ちなみに大東建託の賃貸アパートに住んでいる友人によると
大東建託は家主から一括借り上げして、家賃審査の部署が周辺相場から計算して決めた価格で
家賃を下げるには家主の交渉、本社への申請等々、複雑な手続きが必要なため難易度が高いらしい。
その代わりに更新料が安かったり、住まいサービスが手厚いんだとか。
まとめ
「家賃は今すぐ下げられる」から家賃を安くする方法についてまとめました。
✅まとめ
①家賃交渉は更新時期がベスト!
大家・管理会社も真剣に対応してくれる可能性大。
②家賃交渉前にすべきこと
・周辺の家賃相場を調べる。
・値下げ交渉の基準をつくる。
・「調停」「更新拒否」の最終手段もアリ。
③実際に家賃交渉してみる。
特に失うものはないので、やってみることが大切。
あなたが賃貸契約で住居費を支払っている場合は
ぜひ家賃交渉を検討してみてはいかがでしょうか。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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